ラインナップ

私たちのまわりにある金属の中でも、アルミニウム、マグネシウム、チタン等の「軽金属」。
それらはその名が示すとおり「軽さ」が特徴です。
当社はアルミニウムの陽極酸化処理技術を基本とし、「軽金属」に付加価値を与え、工業製品の未来までも創造している硬質アルマイト処理のリーディングカンパニーです。

アルミニウムの陽極酸化皮膜は、基材であるアルミニウム自身の電気化学反応で生成しており、非常に密着性が良好です。
陽極酸化は、皮膜が絶縁物のため化成電圧が高く、パイプの内径や複雑な形状にも均一に皮膜を生成させることができます。
めっき・塗装及び熔射のようなコーティングと大きく異なる特徴です。

陽極酸化処理

ハーダーマイト

ハーダーマイト(硬質アルマイト)とは、アルミニウムの硬質アルマイト処理であり、当社保有の登録商標です。
特徴は、色々なアルミニウム合金をそれぞれの目的に応じて、各種電解液(硫酸・シュウ酸・有機酸・その他)と各種電解方法(低~高電流密度・色々な電流波形・特殊撹拌)を組み合わせて最適のアルマイトを生成させるものです。

例えば、アルミニウム合金=耐食合金、ジュラルミン、超々ジュラルミン、鋳物、ダイキャスト等にアルマイトを生成させようとした場合、各々の合金によって浴組成・電解条件をそれらに適したものにする必要があります。
当社ハーダーマイトは、常時10槽以上の電解槽を用意し、いつでも各々の合金に対して最適の条件のもとで表面処理を行っています。

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コラム
アルミニウムの陽極酸化皮膜は、理化学研究所がシュウ酸による陽極酸化皮膜を開発した日本発の技術とされており、その商標であったアルマイトという名称が、現在は一般名称として広く知られています。

プラズマ電解酸化皮膜(PEO)

プラズマ電解酸化皮膜は、アルマイトよりも複雑な表面微細形状を有するセラミックス結晶性皮膜です。
硬度・疲労強度・耐熱性・多孔質といった皮膜特性だけでなく、コーナー部への付きまわりが良いことも特徴です。
様々なアルミニウム合金、さらには、マグネシウムやチタン等のあらゆるバルブメタルでのプラズマ電解酸化が可能です。
なお、PEOとはPlasma Electrolytic Oxidationの略称で、MAO:Micro Arc Oxidationと呼ばれることもあります。

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リコート・リフォーム

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受託加工

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素材から選ぶ

アルミニウム

A1000系
STD-D STD-S STD-O Plus-F Plus-I Plus-K Plus-L Plus-T  
A2000系
STD-D STD-S Al-PEO            
A5000系
STD-D STD-S STD-O Plus-F Plus-I Plus-K Plus-L Plus-T  
A6000系
STD-D STD-S Plus-I Plus-K Plus-L Plus-T Al-PEO    
A7000系
STD-D STD-S Al-PEO            
AC4C(Al-Si系)
STD-D STD-S STD-O Plus-K Plus-L Plus-T Al-PEO    
AC7A(Al-Mg系)
STD-D STD-S STD-O Plus-F Plus-I Plus-K Plus-L Plus-T Al-PEO
ADC5(Al-Mg系)
STD-D STD-S Plus-L Al-PEO          
ADC12(Al-Si系)
STD-D STD-S Al-PEO            

マグネシウム

Mg-PEO                

チタン

Ti-PEO                

性能から選ぶ

硬度/耐磨耗性
STD-S Plus-F Plus-K Plus-T          
耐食性
STD-D STD-O Plus-F Plus-I Plus-K Plus-L Plus-T    
絶縁性
STD-D STD-O Plus-F Plus-I Plus-L Plus-T      
耐熱性
STD-D STD-O Plus-I Plus-K Plus-T PEO      
つきまわり
Plus-I Plus-L PEO            
意匠性
STD-D STD-S Plus-T            
熱放射性
HM全般 Plus-K Al-PEO            
疲労強度
PEO