現在に継承される処理技術。
伝統に秘められた確かな機能性。
現在に継承される処理技術。
伝統に秘められた確かな機能性。
一般的なアルマイトです。アルマイト後の表面粗さが小さいのが特徴です。
基材の質感を生かせるため、さまざまなカラー化が可能です。
膜厚は、5~10μmが主流ですが、当社では30μm以上の厚膜も実現しています。
アルミ素地
硫酸アルマイト30μm
粗さ比較
軽く加工性に優れるものの、柔らかく傷がつきやすいアルミニウム。
当社は、アルマイトの意匠性を維持したまま、厚く・硬い機能を付与する装飾性アルマイトを独自に開発。
ステンレス+めっきが一般的だった時代に、腕時計外装にアルミ素材という新たなカテゴリーを築き上げました。
硫酸アルマイトと比較し、厚膜化が可能で耐摩耗性・硬度に優れ、発色は材質・膜厚により様々です。なお、一般的にアルマイト性の悪いジュラルミン系材料においても多数の量産実績があります。また当社では、アルミの材質にもよりますが、100μmの厚膜も可能です。カラー化に特化した硫酸硬質アルマイトも、豊富に取り揃えています。
膜厚 10μm
膜厚 20μm
膜厚 30μm
膜厚 40μm
膜厚 50μm
膜厚 60μm
膜厚 10μm
膜厚 20μm
膜厚 30μm
膜厚 40μm
膜厚 50μm
膜厚 60μm
さらなる軽量化・摩耗性を求めて・・・創業(1972年)以前、キャブレターのスロットルバルブには、真鍮+クロムメッキが採用されていましたが、真鍮価格の高騰に伴い代替を余儀なくされていました。様々な材料がしのぎを削る中、軽量化に優位であるアルミニウムも候補に挙がっていました。そのような状況の中で開発されたのが、当社の硫酸硬質アルマイト。耐摩耗性を飛躍的に向上させる事に成功し、アルミニウムのスロットルバルブを誕生させました。その優れた技術が高く評価され、1967年~現在に至ってもなお、他に取って変わられる事なく活躍し続けています。
硫酸アルマイトよりさらに耐食性に優れます。膜厚増加に伴い、薄黄色→金色→茶色と変化します。60μmの膜厚設定も可能です。厚膜化する事により他には見られない優れた絶縁性を発揮します。
膜厚 10μm
膜厚 20μm
膜厚 30μm
膜厚 40μm
膜厚 50μm
航空機~腕時計 さらなる躍進へ・・・航空機等の機能部品に採用されていた当社のシュウ酸皮膜。
金色の美しい外観を活かせないかと模索し、金色アルマイト=GM(Gold Metal)を誕生させました。それが金めっきの代替として腕時計の外装に採用され大増産となりました。それまでシュウ酸皮膜は交直重畳電源を使用する事が定説でありましたが、当社では液組成・整流を研究することにより、機能化・厚膜化を実現。
さらに封孔処理との組み合わせにより、格段と耐食性が向上しました。 今日では、半導体製品にまで活躍の場を広げ、多くの分野でご好評いただいております。